題詠2015鑑賞 040:清
*同じお題で先に詠まれた歌の中からベスト7首を選んで、勝手にコラボレーション鑑賞中です。
空港の外へと急ぎ清らかな空気を吸い込む 指の先まで (雪)
清冽な水の青さで読手(どくしゅ)の声広がっていくかるた会場(文乃)
筆先に墨をたたえてしなやかに清書していく背中のほのお(山階基)
清らかな寝顔でいたい春を待つ僅かばかりの逢瀬のあとは(千原こはぎ)
まだ冷たい春の清流畏れつつ素足を浸し魚になりゆく (RussianBlue)
新しい春が来たんだ清らかな風に押されて歩き始める(春原千花)
清らかな海も大地も帰らない「帰還宣言」虚しく響く(遥)
by sakura-3rd | 2015-08-08 14:57 | 百歌繚乱~題詠~