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お前ら、口開けて待ってろ ~給食のおにいさん~

スライサーでは何でもすぱすぱ切れる。回転鍋では百リットルのお湯が沸騰する。
オーブンでは焼けた大型の鉄板を出し入れする。揚げ物の油だってすごい量だし。

普通の厨房ならケガで済むようなことでも、ここでは『死霊のいけにえ』の世界。

 *『死霊のいけにえ』はスプラッター映画で、この本の登場人物いわく、
  「人が焼け焦げて、釜茹でにされて、手首が切れて飛んだ」作品。



きっとこれもお料理人情物語にカテゴライズされる作品なんだと思います。

おいしいお料理を作ってくれるお兄さん、という設定は好きなんです・・・・が、
なんというか、キャラたちに対して入り込めないというか、入り込みたくないと
いうか。お兄さんたちふたりとも、生理的に合わないのかもしれません。

小学生たちのエピソードも、イタ過ぎて辛かったし・・・・

シリーズ化されているようなので、3冊目まで読めば、この印象は変わるの
でしょうか? う~ん。



給食のおにいさん (幻冬舎文庫)

遠藤 彩見 / 幻冬舎


by sakura-3rd | 2015-05-20 23:41 | 映画&読書