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とくべつな存在に ~最後の晩ごはん・ふるさととだし巻き卵~

だ れ か に ぼ く の こ と を と く べ つ だ っ て
い っ て ほ し か っ た ず っ と




椹野さんの本との出会いは、鬼籍通覧シリーズ。
法医学教室の医師で作家という経歴と、表紙の内側にあった死亡検案書への興味。
お話の中に出てくる解剖の様子も、(不謹慎ですが)ワクワクしながら読んだ。
ミステリーというよりは、オカルト?
目には見えない霊の存在が話のキーを握っているものが多く、現実的な部分と
非現実がうまくマッチして独特な椹野ワールドが出来上がっていた。

『にゃんこ亭のレシピ』シリーズが銀杏村での味わい深い人たちと人ではない
ものたちとの、ほのぼのお料理ファンタジーだとすると、『最後の晩ごはん』
シリーズは芦屋のごはん屋に集う心に傷を負った人たちとすでにこの世のもの
ではなくなった人やものたちとの、せつないお料理ファンタジーなのかもしれ
ない。

求む!
お料理上手な彼氏。
私のためにおいしいご飯を作って食べさせるのが生きがいって言えるような
頑丈な心と身体を持つイケメン(笑)

誰だって、誰かにとっての「とくべつ」になりたい気持ちはあるから。
「とくべつ」だって大切に思ってくれる人とめぐりあえた人は幸せだと思う。



最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵 (角川文庫)

椹野 道流 / KADOKAWA/角川書店


by sakura-3rd | 2015-05-09 13:25 | 映画&読書