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ふぅ・・・・

父が入院しました。

9月5日、低空飛行ながら、「今年もケーキが食べられて良かったね」と
お誕生日のお祝いをしてもらってから一週間、ホントに長かったです。
ふぅ・・・・

9月7日、コロが亡くなって一年。
今夜はコロの好きだったものをいっぱいならべて、ゆっくり偲ぼうね・・・・
といっていたのに。

仕事から帰ってきた父が、「胸が苦しい」といって茶の間で横になって
しまいました。今までにない初めてのことだったので「病院行ったら?」
と母が言っても、父は横を向いたまま曖昧な反応だったようです。

お風呂上りの私が、「車出すから」と近所の祖母・母かかりつけの病院
へ連れて行きました。髪も濡れたままだったので、私は車の中で待って
いたのですが、まもなく母が原付バイクでやってきて・・・・

「救急車で仙台厚生病院に運ぶからって、連絡きた」

母が付き添うので、私は家に帰り、祖母をみながら弟妹に連絡しました。

救急車よりも先に病院についた弟から、「狭心症の疑いがあるから、
明日、カテーテル検査を受けることになった」と聞かされました。
その時は、「今すぐ命にかかわるってことでもないらしい」と楽観していた
のですが・・・・

翌8日朝、学校に行く途中で母を病院に降ろし、「じゃ、帰りによるから。
検査の結果はメールして」と、父の顔も見ないで仕事に行きました。

中2の授業が終わって、メールを見たら、
「急性心筋梗塞で緊急手術になった。かなり危険な状態らしい」

携帯にぎりしめたまま、固まってしまいました。

病院、行かなきゃ!!
慌てて自習課題をつくり、その場にいた先生に頼み、学校を出ました。
15分もあれば着く距離なのに、気持ちが急いている分、とても遠く感じ
ました。

私が病院に着いた時には、父の手術も終わって集中治療室に運ばれて
いました。執刀医から説明を受けた弟が、父の心臓をかこむ背中側の
血管が途中で切れてしまっているように見える画像と、ステントを入れて
その血管を通した後の画像を見せてくれました。

仙台厚生病院は心臓カテーテルの治療に関しては県内一の実績を
持っている病院だそうで、父も左手首の動脈からカテーテルを入れての
手術でした。

そのため、集中治療室のベッドの上にいる父の姿を見ても、
「どっちに転んでもおかしくないので、知らせるところには知らせておいて
ください」と言われても、なんだかいまひとつ現実感に欠けていました。

(・・・・手術中も廊下で待ちながら、掲示されている病院の記事をみて
いた弟は 「もう、煙草吸う気にもならない」「親父より俺の方が危険因子
多い」「子ども達にこんな思いはさせたくないなぁ」、と相当衝撃を受けて
いたようでしたが。
 我が家で入院経験がないのは弟だけだからかも?)

集中治療室での面会は、医師から説明を受けた家族3人しか許可され
ません。更に一度に入れるのは2人までとされ、朝・昼・夜各30分以内
と言われました。

手術当日は夜まで控え室で待機してくださいとのことだったので、
母・弟・私と3人で、「呼ばれることがありませんように・・・・」と願い
ながら待ちました。

「こういう症状の場合、病院にたどりつけずに亡くなる方が3割。
病院にたどりつけても処置が間に合わず亡くなる方が3割。」

医師の説明をききながら、父は病院にもたどりつけたし、治療も
早かったし、きっと大丈夫。きっと良くなる。そう思っていました。

それでも、父のベッドのそばにいる時、近くのベッドで心停止状態に
なった方がいて・・・・面会のたびにドキドキしています。

幸いにして、父は手術日から順調に回復をしてきています。
まだ集中治療室にはいますが、だいぶ元気になり、話の中に
どうしようもない親父ギャグも出てくるようになりました。

母の入院で始まった今年。
祖母も一度は、「いつ目をおろしてもおかしくない」と宣告されました。
次は私・・・・とみんなに心配されていた中、まさか父が突然こんな
ことになるとは。一番元気でいた人だけに、本当に驚きでした。

今は集中治療室内を少し歩けるようになり、もうすぐ一般病棟へ
移れるのではないかという段階です。

このまま父が良くなってくれることを祈りつつ、母と祖母が疲れを
ためて倒れないように気をつけていきたいと思います。

「がんばれ!」パワー、杜の都へ送ってくださると嬉しいです。

by sakura-3rd | 2010-09-12 10:03 | 犬猫&家族