カテゴリ:題詠2012(79首)( 88 )

題詠2012(001~079)

001:今
サクラサク陽だまりの道駆け上り未来の扉押し開く

002:隣
おはようの声がはじける教室のりの席の笑顔ドキドキ

003:散
イタズラな風に舞いる花びらが追いかけてくる午後の校庭

004:果
まだ青き実のようなときめきよ前髪越しに探す制服

005:点
AはウチBはアイツに置き換えて2を結ぶ距離の公式

006:時代
旧石器除いて歌う時代名もしもしカメよのメロディにのせ

007:驚
とびきりなビックリ箱の毎日でき笑い笑い驚く

008:深
スタンドで呼吸して止めた瞬間(とき)号砲一過光る風立つ

009:程
ひとつだけズレてる机解きかけの方式とスマホとアホと

010:カード
放課後の部室でめくるタロットのカードこの戀(こひ)実らせたまえ

011:揃
ごきげんな青空そこにあったから声をえてせーのでジャンプ!

012:眉
なんとなく大人の自分見せたくてをしかめる練習をする

013:逆
ギレは生徒(ウチら)の特権なんだけど担任見上げくすっと笑う

014:偉
時々は大人だってほめられたいいねぇとかがんばったねと

015:図書
課題図書まわし読みする夏休み早くなくなれ読書感想文

016:力
伝えたい想いを全部声に乗せの限りエールを送ろう

017:従
未来(さき)見えず迷った時は耳すまし心の声にいて行く

018:希
苦しくて握りしめた手胸に置く望はいつもココにあるから

019:そっくり
窓際でひそひそ話アイサインそっくり同じ笑顔がふたつ

020:劇
必勝を信じる気持ち的なラストシーンはみんなで創る

021:示
目ヂカラの強い女が好きというだったらあとは瞳で

022:突然
突然のキスで目覚めた胸の上鼻息荒くのしかかり「ワン!」

023:必
今ここに要のない人なんてひとりもいないアエテヨカッタ

024:玩
新人でチビでメガネな担任をぶのが生徒(ウチら)の日課

025:触
言葉ではぬぐえぬ涙れた手の熱さで包み共に生きよう

026:シャワー
制服に着られて歩く桜坂香り立つような命のシャワー

027:損
少しだけした気分席がえで空が遠くに行った夏の日

028:脂
真剣に体肪率チェックしてスカートの丈決めている朝

029:座
寝ころんで星探した夏休み校舎の上のプラネタリウム

030:敗
れても楽しかったと言う子らを違和感持ちて観る甲子園

031:大人
もう二度と帰れないとは気づかずに大人顔して春を見送る

032:詰
透明な小瓶にめた桜貝優しい笑顔と海辺の記憶

033:滝
いにしへの記憶伝える桜百年のちの春ぞ思わむ

034:聞
今もなほ遙かに遠き人なれど声く夜ぞ想ひ深まる

035:むしろ
遙かなる御霊(みたま)宿りし芝桜花のむしろに伏して祈らむ

036:右
金色の輝き放つ夏空に手かざして未来をつかめ

037:牙
制服が隠したのほろ苦さいつか話そうともに生きよう

038:的
息を詰め引きし弓弦(ゆづる)や凛としてをみつめる背中(せな)の眩しさ

039:蹴
自己嫌悪嫉妬苛立ちかき集め滲んだ月を壊すごと

040:勉強
病院のベッドで過ごす夏休みつながってたくて勉強してた

041:喫
茶去(きっさこ)の意味を教えてくれた師の面影偲ぶ紫陽花の道

042:稲
天高く乙女の笑い響く秋夕陽の道に穂のかほり

043:輝
今はただ走り続けていればいい信じた道はき放つ

044:ドライ
笑うのは無理でもせめて泣かないでドライにみえる私になあれ

045:罰
遠足のバス間違えた担任に野次飛び拍手「はい!ゲーム!」

046:犀
サンキューの付箋があったページにはたった一文字マークした「

047:ふるさと
ふるさとはここだよと言う友がいて別れの言葉飲みこんだ春

048:謎
だけが思い出せない小テスト苦し紛れに「ナゾ」レタリング

049:敷
風立ちぬ秋桜(こすもす)の花き詰めた水面に揺れる十九の心

050:活
喋っては笑い怒って放課後の部の後もガールズトーク

051:囲
たくさんの友にまれ笑顔咲くお花畑の女子高ライフ

052:世話
大切に世話をしてきた宝物あなたに託す春の始まり

053:渋
とりあえず渋めの本を探します高2ですからきっとできます

054:武
武智麻呂(むちまろ)は南家(なんけ)房前(ふささき)北家(ほっけ)なり覚えきれんわ彼でもないし

055:きっと
秋空に向かって歌う「ダイジョウブ」きっとのとこに心をこめて

056:晩
「お晩です」キリキリ痛む心にもじんわり沁みる故郷言葉

057:紐
実習のエプロン紐の縦結びかわいらしくて黙って見てる

058:涙
あたたかい涙も胸も大切に覚えておくねずっと友達

059:貝
この夏の風と笑顔と桜貝みんなで詰めたタイムカプセル

060:プレゼント
プレゼント買える自分にありがとう喜ぶ君にもっとありがとう

061:企
先輩と同じ目線に立ちたくて企画書胸に実行委員

062:軸
ゆるやかにⅹ軸から遠ざかる右手とともに高2の冬へ

063:久しぶり
まどろみて本の世界に沈みゆく久しぶりって声が聞こえる

064:志
この先も千年続く謎であれ余白に書いた魏志倭人伝

065:酢
かったるい授業抜け出し学食で紫酢飲む外は雨降り

066:息
吐く息がうっすら白く見える朝蜜柑色したマフラーわたす

067:鎖
学校と言う名の鎖国作り出し守りたいのは何なのですか

068:巨
白衣着て赤色巨星(せきしょくきょせい)語ってたセンセのようになろうと決めた

069:カレー
でこぼこの野菜とルーと笑い声みんなのカレーおいしくなぁれ

070:芸
来年の芸術科目選択を誰と決めるか決めかねている

071:籠
冬籠る音も光もない場所で桜咲くまでそっとお休み

072:狭
放課後の狭き廊下を走り抜け光の中へ進めガールズ

073:庫
図書館で書名しりとりしてた奴文庫の棚でわざと邪魔はり

074:無精
振り向いて「無精って何?」と聞かれてもどきどきゴックンどもって「・・・マサムネ?」

075:溶
ヨウの字が思い出せずに三つペケ濃度の式がグスグズ溶けた

076:桃
なんとなく右手5グラム重い日は桃の香りに抱かれて眠る

077:転
お茶筅を月に見立ててイメージす自転しながら公転させる

078:査
明日からの中間考査がんばれよ真夜中前にひっそり着信

079:帯
ふたりして本の帯見て財布見て目で合図する学校帰り
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by sakura-3rd | 2012-12-23 15:15 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

079:帯(さくら♪)

ふたりして本の見て財布見て目で合図する学校帰り

ふたりして ほんのおびみて さいふみて
めであいずする がっこうがえり
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by sakura-3rd | 2012-11-28 00:28 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

078:査(さくら♪)

明日からの中間考がんばれよ真夜中前にひっそり着信

あすからの ちゅうかんこうさ がんばれよ
まよなかまえに ひっそりちゃくしん

ちなみに
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by sakura-3rd | 2012-11-28 00:09 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

077:転(さくら♪)

お茶筅を月に見立ててイメージす自しながら公させる

おちゃせんを つきにみたてて いめーじす
じてんしながら こうてんさせる

ちなみに
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by sakura-3rd | 2012-11-27 23:30 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

076:桃(さくら♪)

なんとなく右手5グラム重い日はの香りに抱かれて眠る

なんとなく みぎてごぐらむ おもいひは
もものかおりに だかれてねむる
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by sakura-3rd | 2012-11-27 23:12 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

075:溶(さくら♪)

ヨウの字が思い出せずに三つペケ濃度の式がグスグズけた

ようのじが おもいだせずに みっつぺけ
のうどのしきが ぐずぐずとけた

ちなみに
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by sakura-3rd | 2012-11-27 22:54 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

074:無精(さくら♪)

振り向いて「無精って何?」と聞かれてもどきどきゴックンどもって「・・・マサムネ?」

ふりむいて ぶしょうってなに ときかれても
どきどきごっくん どもってまさむね

ちなみに
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by sakura-3rd | 2012-11-27 22:38 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

073:庫(さくら♪)

図書館で書名しりとりしてた奴文の棚でわざと邪魔はり

としょかんで しょめいしりとり してたやつ
ぶんこのたなで わざとじゃまはり
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by sakura-3rd | 2012-11-26 00:25 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

072:狭(さくら♪)

放課後のき廊下を走り抜け光の中へ進めガールズ

ほうかごの せまきろうかを はしりぬけ
ひかりのなかへ すすめがーるず
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by sakura-3rd | 2012-11-25 23:52 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)

071:籠(さくら♪)

る音も光もない場所で桜咲くまでそっとお休み

ふゆごもる おともひかりも ないばしょで
さくらさくまで そっとおやすみ
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by sakura-3rd | 2012-11-25 23:20 | 題詠2012(79首) | Trackback | Comments(0)