題詠2015鑑賞 003:要
*同じお題で先に詠まれた歌の中からベスト10首を選んで、勝手にコラボレーション鑑賞中です。
子どもから少女に移りゆく時期に必要とした詩集一冊(五十嵐きよみ)
ありふれた言葉は要らず手を繋ぎ月を見上げる程の距離感(美亜)
海岸で砂山築く要領で君との月日重ねてみたい(はこべ)
必要とされて花咲く実をつける今は理由がわからなくても(みちくさ)
必要としてくれている小さな手がほかの何より必要だった (雪)
人様に必要とされる生き方が出来てるだろか。自らに問う (RussianBlue)
必要と思って下さる方も居てそれが余生の暮らしを支える(七十路ばばの独り言)
美しくなくてもいいが可愛さは必要だぞと父の遺言(天国ななお)
悪態をつけばつくほど泣きたくて 母はいつでも家族の要(いととんぼ)
生きている重要なのはそれだけよ泣いて笑って泣いて笑って(蓮野 唯)
by sakura-3rd | 2015-07-09 12:44 | 百歌繚乱~題詠~