主なしとて春な忘れそ
*同じお題の中から何首か選んで、勝手にコラボレーション鑑賞中です。
訃報ききひとり歩める帰り道通る路辺に蝋梅の咲く
はこべ (梅の咲くころから)より
梅の咲く庭で小さな石になる大事にされていたと知るため
藤野唯 (Sugarmint)より
また梅がここに咲いたわ花好きのあなたを浮かべまた歳をとる
セツナ (その刹那、)より
********************題詠2014 001:咲(3/109)
太宰府天満宮に残る飛梅伝説を引くまでもなく、梅の花からは懐かしい人を思い起こす
優しい香りが漂ってくるような気がします。
「咲」のお題に揃った梅三首からは、優しい想いが伝わってくるような気がします。
桜よりも先に咲いて春を告げる梅の花によせて。
by sakura-3rd | 2014-05-12 20:07 | 百歌繚乱~題詠~