なんという青
ゆびを噛むアフリカの子よなんという瞳の底に沈む青空
ふみまろ (光る風の記憶) より
突き抜ける青さこの世の果てまでも見はるかす空わがうへにあり
sei (題詠マラソン2010用) より
西向いて空の青さをたどったらいつかは君の見る空となる
草野千秋 (新幹線の時間) より
会うことのない君だから青空で繋がってると信じていたい
ひいらぎ (ひいらぎのゆるやかな日々) より
*****************題詠2010 011:青 (4/280)
同じお題の中から四首選んで、コラボレーション鑑賞中。
「青」のお題は、ふみまろさんのお歌の世界に圧倒されました!
昨年のアユタヤのお歌といい、広い世界を詠み込んだスケールの大きさの中に
心を揺さぶり、グッとくるものが隠されています。今年も私の心象風景に激しく
訴えかけられました。
ふみまろさんのお歌に、seiさん、草野千秋さん、ひいらぎさんのお歌を並べて
いくと・・・・なんと贅沢な「青」だこと。
明日はいつもよりもっと熱い視線で空を見上げてしまいそうです。
「いつまでも君の友だち」 青鬼はそれから二度と笑わなかった
瀬波麻人 (a swallow under the moonlight) より
「泣いた赤鬼」 小学校の道徳の時間に読まされました。
赤鬼よりも青鬼よりも、村人たちの理不尽さが気にかかった私に、無理矢理
大人の理屈的な結論を押し付けてきた教師。
笑えない思い出のひとつが、「二度と笑わなかった」に重なりました。
もしかして、お仲間ですか?(笑)
by sakura-3rd | 2011-01-31 21:14 | 百歌繚乱~題詠~