仙台・平泉展
☆ 2008年11月17日(月) ☆
平泉から金色堂内の3分の1の仏様たちがいらっしゃいました。
博物館内にガラス張りの須弥壇が設営され、平泉では正面遠くからしか見られない仏様たちを、四方からぐるりと拝見することが出来ました。縦横ななめの位置取りも整然としていて、感嘆の声があちこちから上がっていました。
友の会での内覧会日で一般の見学者がいなかったこともあり、ゆっくりと見て歩くことができました。途中、テレビ局の撮影隊が入ってきて、「肖像権など問題の生じる方は、しばらくご遠慮ください。」と声をあげたら、一部のおばあちゃま達から小さな笑いが起こりました。「そんなに大きなお声でおっしゃっていただかなくても十分聞こえていますわよ。」ですって・・・・。博物館内ですものね、たしかに。非常識な相手に対して、なんて寛容な態度なんだろうって思いました。私もあんな風に年を重ねていきたいものです。
「みちのくの浄土」は、平泉にだけあるわけではないんですよね。ひとりひとりの心のあり方として、今もずっと受け継がれているのかもしれません。
by sakura-3rd | 2008-11-17 23:59 | お出かけ